レース手袋選び
レースであれば、どんなものでもOK？ いえいえ、それは待った。
レースにもいろいろあります。
伸びないレースであったりゴワゴワ・ガサガサしているものもあります。
素肌に直接触れるものですから手触りの良いレースが良いですね。
伸びない素材のレース手袋ははめ心地もシックリこないですし、そういった物ですと、一度使ったらポイ、という事になってしまい、今の時代にはそぐわないですね。
やはり、良いものを持っていると大事にする事はもちろん、使い捨てにならないレース手袋選びをしたいものです。
総レースのグローブコーデ
成人式での着物にレースグローブのコーデ、卒業式での袴にレースグローブのコーデは、普通に見られる様になりました。
海外映画やドラマで女優さんがレース手袋をはめて、ステキ！と思った事ありませんか？
総レースのグローブをして、普通のオシャレで使ってるのがカッコいい。
ちょっとモデルぶって、闊歩するのも良いかも。
手袋の目的
手袋の目的は主に手の保護（暑さや寒さから手を守ったり素手で触ることのできないものから保護したり）でしたが、近年はあまり季節に関係なく、ファッションの一部としてレース手袋も使われる様になりました。
また、コロナ渦の中 手指のアルコール消毒が必須となったこの世の中ですが 手荒れに悩まされる事も多くなりました。
そんなアルコールでガサガサになりがちな手を隠すだけでなく保護にも使えます。
レース手袋の歴史
手袋だけの歴史は少なくとも古代ギリシャ時代にまで遡るとされております。
西暦100年前後に冬場に手袋を着用して寒さの中でも文章を書いた、という記述もある事から間違いなく、その時代には手袋というものがある事がわかります。
また、13世紀頃からヨーロッパの女性の間でファッションとしてリネンや絹でできた手袋を着用する様になり、時として肘まである手袋が広まったとされています。
刺繍と宝石で装飾された手袋は皇帝や王がつけていた事も1189年にヘンリー2世が埋葬された時に
戴冠式の時に着用した王冠と手袋が共に埋められたとの記録もあるそうです。
その後、1774年にエドワード1世の墓を開けた時にも手袋は発見されております。
宗教においても祭服として手袋は10世紀に遡ります。
儀式の際に手をキレイにしておきたいという事から始まったらしい、とされております。
その後、己の身を飾るために着けていき、11世紀前半にはローマでも一般的になったそうです。
イギリスでは、16世紀にエリザベス1世が宝石や刺繍、レースで豪華に装飾された手袋を着用した時が流行の頂点とされております。
19世紀の貴族は1日に何度も手袋を換え、午後は馬用の短い手袋、夜会はオペラグローブと。
手袋は優雅さと真の女性の象徴となったとされています。
ダンスを踊る時に使えるレース手袋として
社交ダンスもイギリスから生まれた紳士淑女の舞踏。
そんな淑女にレース手袋、ステキですね。
現、コロナ渦の中、手袋が必須というサークルもあったりする様です。
綿の手袋では洒落っ気もないし、ユルユル・グタグタといった感じで、ダンスを踊る時にあまり見栄えの良いものではありません。
そんな時にもストレッチの効いたレース手袋は大活躍。
ノースリーブのウェアにはロンググローブ。
長袖ウェアにはショートグローブ、と使えると嬉しいですね。
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